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アトリエ 竹日和

竹製品の紹介と日記

アトリエ 竹日和 日々の記し

私の仕事!

たまに私の仕事のことで質問を受けるので、ちょっとここでお答えします。

※以下のことはあくまでも私の意見です。お客さんの意見もいろいろ聞いた上ではありますが、この選択が絶対的に正しいというものではありませんのでご注意ください。

 

Q:なぜ油抜きするの?

A:青竹でも商品はもちろん作れます。しかし以下の3つの理由により手間のかかる油抜きをしています。

 1)竹は伐る時期があり、青竹は伐って1~2か月以内でないと加工しづらくなるのです。油抜きをして乾燥させてしまえばいつでも加工できます。

 2)青竹はそのままにしておくと変色してしまうものもあったり(腐ってる?)、カビが生えやすいため、油抜きして乾燥させます。

 3)青竹は製品後しばらくたつと、表面に白い膜状のもの(ロウ質?)ができ、ぽろぽろと剥がれ落ちるので、それを避けたいため(特に品質に問題はないです)。また表面に艶(竹の油由来)を出すため。

 

Q:竹で縁は巻かないの?

A:竹で縁を巻くとすると、それ専用に若い竹を保持しておかなければならず、また、巻き方がほぼ一通りしかないのです。竹の業界では昔から籐というものを使ってきました。なので籐に統一することにしています。

 しかし籐は東南アジアからの輸入になり(日本で自生していない)、近年、価格が安定していません。仕事を始めたころはこの籐に代わるものを色々ためしたのですが(かずら、藤(フジ)、竹縄、紐、糸、布、革…)、代わるものは見つかりませんでした。以下理由です。

 1)籐が最も、製品にしたときのその商品の品質(手触りや邪魔にならないこと、景観や竹との調和性)が良いと感じたためです。これが1番の理由です。

 2)籐は様々な巻き方・結び方ができ、汎用性が最も高い。

 3)籐以外のツル性の材料は供給が安定しないものもあったり、入手・加工などでコストが高くなる。

 

 やっぱり伝統的に籐を使っているのにはちゃんとした理由があったんですね…。日本に籐加工の職人さんには感謝です。

 

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では長くなってしまったので続きはまた(^-^)/